こんにちは、副業と投資でFIREをめざす週末投資家、ことぶきやです。
FIREをめざすあたって「稼ぐ力」をたかめることは重要。
そして、いま以上に稼ぎたいと考えているビジネスマンにとって大前研一さんの書籍チェックは必須です。
ただ、大前研一さんの本は出版数が多すぎてどれを読んだらいいのかわからない。
そんな方の為に、読むべき大前研一本を紹介いたします。
まずは、大前研一さんのプロフィールの紹介から。
目次
大前研一さんのプロフィール
大前 研一(おおまえ けんいち、1943年2月21日 - )は、日本の経営コンサルタント、起業家。「ボーダレス経済学と地域国家論」提唱者。韓國梨花女子大学国際大学院名誉教授。高麗大学名誉客員教授。(株)大前・アンド・アソシエーツ創業者兼取締役。(株)ビジネス・ブレークスルー代表取締役社長[1]・ビジネス・ブレークスルー大学学長。
ウィキペディア -大前研一
「ボーダレス経済学と地域国家論」提唱者。 マッキンゼー時代にはウォールストリート・ジャーナル紙のコントリビューティング・エディターとして、また、ハーバード・ビジネスレビュー誌では経済のボーダレス化に伴う企業の国際化の問題、都市の発展を中心として拡がっていく新しい地域国家の概念などについて継続的に論文を発表していた。
http://www.kohmae.com/profile/
この功績により1987年にイタリア大統領よりピオマンズ賞を、1995年にはアメリカのノートルダム大学で名誉法学博士号を授与された。
英国エコノミスト誌は、現代世界の思想的リーダーとしてアメリカにはピーター・ドラッカー(故人)やトム・ピータースが、アジアには大前研一がいるが、ヨーロッパ大陸にはそれに匹敵するグールー(思想的指導者)がいない、と書いた。
同誌の1993年グールー特集では世界のグールー17人の一人に、また1994年の特集では5人の中の一人として選ばれている。2005年の「Thinkers50」でも、アジア人として唯一、トップに名を連ねている。
2005年、「The Next Global Stage」がWharton School Publishingから出版される。本著は、発売当初から評判をよび、既に13ヶ国語以上の国で翻訳され、ベストセラーとなっている。
経営コンサルタントとしても各国で活躍しながら、日本の疲弊した政治システムの改革と真の生活者主権国家実現のために、新しい提案・コンセプトを提供し続けている。 経営や経済に関する多くの著書が世界各地で読まれている。
趣味はスキューバダイビング、スキー、オフロードバイク、スノーモービル、クラリネット。
ジャネット夫人との間に二男。
ピーター・ドラッカーやトム・ピーターズと並んでるのがすごすぎませんか。
そんな大前研一さんの書籍は以下の4ジャンルに分けることができます。
- 経営・企業戦略系
- 社会変革・国家戦略系
- 個人サバイバル術系
- エッセイ・時事系
まずは1つ目の「経営・企業戦略系」から。
経営・企業戦略系でおすすめの大前研一本
まず、大前さんの経営戦略の本で圧倒的に有名なのが「企業参謀」。
この本は「大前理論の入門書」の位置付けで、よく「新社会人が読むべき本」などで紹介されていたりもしています。
ただ、コンサルティング会社や上場企業の経営企画室配属でに入社するならともかく、そうでない新社会人には難解な部分が多く、個人的にはすこし難易度が高すぎると感じます。
とはいえ、本書の問題解決のための戦略的思考などは非常に重要なもの。
そこで、ライトに大前さんの企業戦略や戦略的思考を学ぶには、「企業参謀」のエッセンスを図解を織り交ぜて編集されている「超訳・速習・図解 企業参謀ノート[入門編]」がオススメ。
本書を読んでさらに深く学びたい方や、上述の通りコンサルティング会社や上場企業の経営企画室配属の方であれば「企業参謀」「続・企業参謀」にチャレンジしましょう。現在は「正・続企業参謀」が合わさった新装版も出ています。
次に「社会変革・国家戦略系」の本。
個人的には大前さんの書籍はこちらのジャンルが一番好きです。
このジャンルの本は多く出されていますが、大前さんの主張は一貫していて、『小国であっても高い国際競争力を持つ「クオリティ国家」を目指せ』という点。以下のようなキーワードで書かれています。
- ボーダレス経済
- サイバー経済
- マルチプル経済
- 地域国家論(道州制)
- 付加価値税
オススメはこちら。
これ以外にも多くの本が出ていますが、基本的に主張は一貫しています。なので読むときの最新の「社会変革・国家戦略系」大前本を読めば大丈夫です。
個人サバイバル術系でおすすめの大前研一本
個人サバイバル術系のオススメはこちら。
個人的にはこの本と併せて、ちきりんさんの「マーケット感覚を身につけよう」を読むことをオススメします。
※ちきりんさんは大前さんと同じ戦略コンサル会社 マッキンゼー出身ですね。
どちらも、これからの時代のビジネスマンにとって必要となる考え方が書かれていてオススメです。
エッセイ・時事系でおすすめの大前研一本
エッセイ・時事系は「日本の論点」が毎年更新されて出版されてるので、そのときの最新版を読みましょう。
現時点(2022年12月1日時点)の最新版はこちら。
興味があれば過去年版もさかのぼって読んでみましょう。
一つ前の版がこちらです。毎年12月頃に最新版が出されていますね。
本人がおすすめする大前研一本
ちなみに大前さん自身が選ぶオススメ大前本が、プレジデントオンラインのインタビュー記事にて紹介されています。2012年2月の記事なので少し古いですが参考にしてください。
これから大前研一の本を手に取ろうという若い世代にお勧めする1冊。経営書でいえばまずは『企業参謀』(1975年)だろう。
私自身、経営をまったく分からなかった時期に記した本だから、やさしく書いてある。私が学長を務めるビジネス・ブレークスルー大学では、まず本書を教材にして企業戦略の基本を学ぶ。現在、プレジデント社から出ている新装版には『企業参謀』『続・企業参謀』の2冊が収録されているので、まとめて読むには都合がいい。
入社5~10年、少し経営の勉強を積んだ20代後半のビジネスマンであれば、これもプレジデント社から新装本が出ている『マッキンゼー現代の経営戦略』(79年)が、少々噛み応えがあっていいと思う。『企業参謀』同様に30年以上年前に書いたオーソドックスな経営書だが、内容は今なお古びていない。
~中略~
社会変革、国家戦略本のジャンルでは、原点に当るのが『大前研一の新・国富論』(86年)と、『平成維新』(89年)、『平成維新 part 2』(92年)。この3冊に最新刊の『最強国家日本の設計図』『訣別』(11年)を加えた5冊を、書いた順番に読んでもらえば、「ははあ、この辺が改定してきているんだな」と、大前研一の日本に対する思いや危機感、思考の系譜をトレースしてもらえると思う。私の中で徐々に芽生えてきた考えというものもあるので、逆読みされることには若干の違和感がある。この1冊だけ読むというなら、最新作の『訣別』になるだろう。
https://president.jp/articles/-/5541
以上、大前研一さんのおすすめ本の紹介でした。
大前研一さんは人によってけっこう好き嫌いが分かれるようですが、僕はかなり好きな部類に入ります。
みなさんも大前本を読んで、激動の時代を生き抜きましょう!